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秋のつぶやき・・・

秋です。メモっておいた日記をば・・・。

 

 

*八月終わり〜九月初めにかけての山口ライフ

 

(少し足を伸ばして仁保川)

(亀山公園山頂広場)

(ベランダからの風景)

(この日は、この後どんどん紫に染まって行く…)

 

日中は残暑厳しくも、朝晩は肌寒いくらいの山口市。

 

九月頭は九州を中心に大型の台風十号が来て、山口を含めた

中国地方も広範囲の停電がありました。停電の被害、台風の

被害にあわれた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

 

我が家はお陰様で無事でしたが、ご心配くださいました皆さま、

本当に本当にありがとうございました。

 

 

さて、今年は家で過ごす日が多くなり、せっかく得られた時間

なので作品作りに打ち込んでおります。

 

最近あまりにも夕日が美しいので、思わずベランダに出て見たり、

空がオレンジ色に染まり始めると、自転車に息子を乗せてドライブ

しながら、空を仰いで声を出したり…環境に癒されております。

 

そして、最近改めて感じるのが…

 

ちょっとくらい満足いかない方が、わたしの幸せだという事。

何かを犠牲にして、今の暮らしがあるのだから、全部手に入れたら

バチが当たると…、はっきりそう思うのです。

 

 

「ありがとう」と「ごめんなさい」は、いつも側にある、、、

もっともっと…は苦しい。ほどほどが良い。

 

 

そういえば、亡くなった内海桂子師匠が、

 

「京子ちゃん、温泉地はね、プライベートで行くもんじゃないわよ。

仕事で行くものなんだよ」

 

と、何故か袖で出番を待つ私に、語りかけてくださったことがあったの

だが…、つまり、芸で食べていく私たちは、高級な観光施設に自費で

行くなんてもったいない…、私たちはいくらお金をかけた暮らしをして

も、良い高座が踏めなければ不幸せ…、仕事で呼ばれて、良い高座を踏

ませていただいて初めて、高級なお料理も、素晴らしいお湯も、美味し

く有り難く頂け、喜びにつながると…。そんなことを教えてくださったの

だなぁと、その意味が、最近だんだん分かって来ました。

 

講談においては、悶々とした話の前半が仕込みとなり、後半の切れ場

でスカッとさせるのが気持ち良いのですが、なるほど、普段から生活

が講談じゃなければならない身体になっているのだなと思います。

 

 

(8月31日の師匠誕生日の少し前お墓参りに行けました)

 

師匠の二代目神田山陽は、晩年の病室を、個室ではなく四人の相部屋

を選ばれました。「芸人はベンツや高級タクシーじゃなく、バスや電

車で通わないと」という考えの延長だったのだと思います。。。

 

「何か望むものはありますか?」と、七夕に際し、病院の廊下に患者

さんの願いを記入した短冊を飾ることになり、質問したところ、

 

「早く家に帰れますように」とか「病気が早く治りますように」

という望みが多い中で、師匠は…

 

「望むものは何もありません。ただ、少しの食事ができれば」

 

とおっしゃいました。

 

お隣のベッドから聞こえてくる愚痴も柳に風と流して、

日々平常心で過ごされた姿が思い出されます。

 

師匠の再晩年の姿は、もう本当に美しかった。

 

 

 

 

 

 

もっと良い環境に、もっと健康に…と、自然を壊しつづけてきた

私たち。ほどほどの欲を満たして生きていけたら…

 

 

ささやかな気づきの日々を、これからも大切にしたいと思います。

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