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銀座七丁目。草履の直しをして来ました。

銀座七丁目にある「ぜん屋」さんにて直して頂きました!

 

着物を着て、急ぎ足てザッザッザっと歩く私は、

皮底の草履だとすぐに痛むので、前座〜二つ目時代は、

ウレタン底の、ゴム製の草履を利用することが多かったのですが、

真打ち昇進時に講談の後輩達からプレゼントしてもらった

皮底の良質の草履(写真のピンクのもの)を履いたら、

足の裏がとても楽だったので「こりゃ〜いい!!」と、

裏が痛んだらお店で直してもらえば良いのだと、、、

普段使いにバンバン愛用するようになっていました。

銀座八丁目の「小松屋」さんの草履でした。

 

履き始めて5年目の今年、とうとう直しの必要性が出て来た

ので(…といっても丸四年履き続けて大きな痛みがなかった

のだから、やはり職人さんの技というのはすごいと感心!)

先日、銀座ナインの敷地内にある「小松屋」さんに足を運び

ました。

 

・・・ところが、どこをどう探してもお店が見つからないのです。

なんと!少し前に閉店されていることが分かりました。

 

どうしよう・・・。

 

そこで、銀座をぶらぶら歩いていると、

七丁目の資生堂ビルの並びに「ぜん屋」さんを発見!

名前だけは存じ上げておりましたので、ダメ元で相談してみようと

飛び込んだところ、即座にオッケーが!!

 

師匠への誕生日プレゼントも買いたかったし、ここで直しも

お願いすることにしました。

 

「それはそれは大変でしたね。遠慮なさることはありませんよ。

どこのお草履でもお直し出来るものはさせて頂きます。」

 

と…、その日のうちに直して下さいました。

(※写真のようにピカピカ、ふっくら!)

 

私の場合、よれよれになった鼻緒を全取り替えして頂き、

皮底のかかとの部分のゴムの張り替え、そして

つま先のエナメル生地のささくれた剝がれをくっつけて頂く…

という3点。

ものの15分で、粋にキュッとしまった素敵な草履に大変身!!

 

有り難い!!

 

しかも履き心地も良く、足を包み込むような…、

足下から疲れが取れるような優しさが蘇りました。

これはお店の方と気持ちが通じ合ったことも大きいと思います。

 

時代と共に、安くて手軽で…と言うものづくりが増え、

使えなくなったら捨てる、ということが当たり前になって

いる昨今ですが、一方で「物を多く持ちたくない」

「量より質の良いものを、必要なだけ持っていたい」

という方も増えていると思います。

 

私もそんな思いを持つ一人。

 

必要なものだけを持って生きていたい。

壊れたものは直して使いたい。

その分ちゃんとした仕事にはちゃんとした

お礼をお包みしたい。

 

都内の草履屋さんは、私たち芸人が愛用していた

「上野・長谷川」さんの閉店に続き、銀座で有名なお店の

一軒であった「小松屋」さんも閉店しました。

 

どうか「ぜん屋」さん、そして、まだ私は出会ってない

けれども手仕事を大切に続けていらっしゃる皆さまが、

これからも残って下さいますように。。。

 

そうだ!二つ目時代に大好きな茜先生から頂いた

「上野・長谷川」の、白地に前緒が赤い粋なお草履も

直しに出そう!私の勝負草履だったのですが、

裏が痛んだので下駄箱に眠っておりました(涙)。

 

さて、

 

昨日は久しぶりに「青龍刀権次」を高座にかけさせて

頂きました。

息つく間もないリズム芸ですが(大島八鶴先生イズム)、

お客さんとの息も合い嬉しかったな〜。亡くなった師匠

二代目山陽から直接つけてもらった噺です。大事にしなくては。

 

幕末〜明治にかけて時代の変遷に翻弄される若者の噺。

 

新しい物を取り入れたい!

変わらない物を大事にしたい。

 

・・・いろいろな思いが、この時代にも蔓延していたことと

思います。そして江戸っ子はつぶやく。。。

 

「あんなやつらが暴れ狂いやがるんで、

江戸の粋も何もすっとんじまったい!」

 

これは権次のセリフ。

 

東京の草履屋さん事情から、いろいろと・・・思いを馳せるので

ありました。

 

それでは又!

寄席・講釈場で会いましょう。

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