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地方の博物館が熱い!!「東海地方の円空仏」@岐阜県博物館 素晴らしかった!!

岐阜県博物館四十周年記念 特別展

「東海地方の円空仏」に行って来ました。

(関市の百年公園内にある岐阜県博物館本館4階)

 

小さい頃よく出掛けた隣町の関市(刃物の街)にある百年公園。

山の自然をうまく生かした素晴らしい公園で、

遊歩道を散歩したりアスレチックで遊んだりしたが、

近くにいながら実は博物館に入るのは初めて!

 

今回は大好きな円空さんの企画展だったので、

早速足を運びました。

 

素晴らしい展示内容!

 

地域に根ざしたオリジナリティ全開の、

素朴な円空仏が沢山展示されていました。

 

2013年に上野の東京国立博物館140周年企画で開催された

「特別展 飛騨の円空 千光寺とその周辺の足跡」や

2015年に横浜そごう美術館にて開催された「円空 木喰展」では、

展示方法も派手で、見るものを圧倒させる大作が所狭しと並んでおり、

初めて円空仏に触れる方々にも分かりやすい形での展示でした。

さすが中央!といったご紹介のされ方だったのを覚えています。

 

今回の岐阜県博物館での特別展では、

円空仏が、庶民に根付いていたという素朴感を、

より一層感じられる仏像が集められ、展示されていました。

それがとても良かった。

 

最近、地方の博物館の展示に大きな魅力を感じます。

 

それは、地域色が強く、それだけに、その土地に根ざした

マニアックな(良い意味で)展示方になることがあるからです。

そこには土地の人々の思いが充満し、全体を意識しすぎて

かえって薄まってしまう可能性が高くなる中央の展示とは

真逆なエネルギーが働くことがあるからでしょう。

そういう展示に遭遇したときに「来てよかった〜」と思えます。

 

 

北海道から四国まで(発見された場所から)、

生涯で約12万体を彫り、お寺さんだけでなく、

各村、各家々にも小さな仏様を納めて歩かれた江戸時代

前期を生きた円空さん(誕生と入滅が岐阜県)。

 

大小関わらず、一木から一体を勢いよく

鉈で彫刻してしまう潔さ、判断力は天才的だと

今回改めて感じ入りました。

 

 

旅先で出会う様々な木の形を生かして彫る為、

自然の力をいただきながら、信仰の重要ポイントを

木に宿すという…、確信を見出したら彫り終わり!

故に二つとして同じ形はなく、一体一体が完全なる

オリジナル。すごいな〜。

 

今回、特別企画として、近世の宗教美術研究をされている

矢島新先生の講演も開催されており、受講させて頂いたが、

円空仏に至るまでの日本の宗教美術の変遷に対する研究視点が

とても面白く、受講出来て本当にラッキーでした。

 

”奈良時代の天平文化に感じるダイナミックな美や、

平安時代の国風文化に見られる均整のとれた美など、

分かりやすい美が普遍性をそなえ、今の日本的な美に

繋がっているという事実の一方で、

江戸時代の円空さんのように、日本の土着的な土地で培われた

「個性」「オリジナル」の強いものが、かえって

後々普遍的になる、ということも又事実である”

 

という感じの内容。

 

ブラボー!!

 

大好きな岡本太郎さんも、万博で「太陽の塔」を

「牛乳瓶のお化けだ」「国の予算で自分の好き勝手な作品を

作ってけしからん」などと…有識者によって批判された時に、

「何を言っているのだ。べらぼうに個性的なモノを作った方が

かえって普遍的になるのだ」という内容を答えられたが、

円空仏もまさにそうだと感じました。

 

「個性が際立つと普遍になる」

 

分かる〜!!!

 

岐阜県博物館での特別展「東海地方の円空仏」。

まだまだ開催されたばかりです。

ぜひお運びあれ〜*(^o^)/*✨ 

| 京子好み | 19:44 | - | - | pookmark |