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改めてご来場感謝!「さて、人間はどうやって生きてきたのか・・・」。決して”悪を働け”と言っているのではないのでご注意を!!

去る6月27日に大阪・茨木クリエイトセンターホールにて
「オルケスタ・リブレplays三文オペラ」が開催され、私も
ストーリーテラーで参加して参りました。

お送りするこの作品に抜擢頂いて3年が経過。
年を重ねる事にパワーの増すこの作品やメンバーに出会え、
本当に幸せに思っています。

お客様の熱もどんどん増して行き、今この時代にこの作品が求め
られていることを実感します。

ただ、お客様の感想を見ながらドキッとするときがあります。

「とても感激しました!!くよくよする毎日でしたが
 三文オペラを見てスカッとしました。これからは私もどんどん
 悪事を働く勢いで生きていきたいと思います」

・・・う〜ん。悪事は絶対にいかんですよ〜!!!

そういう意味で「人間は悪事を働くことでしか幸せになれんのですから」
と言っているのではありません。

人間は、大きく捉えれば、誰しも悪事を働いてのみ生きている罪深き者だ!と
自覚するところにこの作品の意味があるのです・・・。

自分は悪事を働いてない、と言い切れる方もおいででしょうが、
果たしてそうでしょうか?

生きて行く為には生きるものの殺生はしなくてはいけないし、
よかれと思ってしたことが人を傷つけることだってあるだろうし、
犯罪を犯していなくても、小さな罪は日常で沢山作り続けています。

ましてや、人間の思う「発展」の為には、長い歴史の中で
多くの人々の犠牲、自然環境の犠牲、破壊・・・がありました。
今でもあり続けています。
誰が胸を張って「私は善人です」と言えるでしょうか?

「三文オペラ」に出て来る主人公はみな、経済一辺倒の発展を
遂げた国の”負”の遺産であり、生きるためだけにがっついていて、
ささやかな楽しみをしながらも悲惨な状況と隣り合わせで生きています。

そんな状況も物語として笑い飛ばしているところに面白みがあり、
途中途中刺激的な詩が入り、お客様をドキッとさせます。

まだまだこれから上演されることもあるので、詳しくはここには書かない
ですが、人間の業、現実、世の中の不条理、社会の不正、貧困・・・
いろいろな問題を提示しつづけ、まずはみなさん自覚しなきゃね。という
現代社会への警笛が鳴らされてるのがこの作品。

言葉の刺激が強いので、表面的に言葉を捉え、「そっか〜、どうせ
みんなつらいのだからくよくよしないで、どんどん悪い事やっちゃえ〜」
という悪事推進の作品ではありませんのでどうか、その辺りを改めて
いただけたら嬉しいです。


今回も沢山のご来場本当にありがとうございました!!


茨木のスタッフのみなさん、オルケスタ・リブレのみなさん、
柳原陽一郎さん、松角洋平さん、先月上旬にご他界されました構成の
高瀬久男さんに改めて心から感謝申し上げます。
| コラボレーション | 23:33 | - | - | pookmark |