<左からレンコンズ(コントユニット) のお二人、神田京子
桑原滝弥(詩人)、大江那果(詩人/むかわ町出身) >
8月28日に、約四年前に発生した北海道胆振東部地震の被災された方
への慰問公演をさせていただきました。会場は、むかわ町の法城寺さん
がお貸しくださいました。被災当時は鐘楼も傾き大変だったと伺いまし
たが、現在は新しく再建されたり、前向きにいろいろな取り組みをされ
ていて感動しました。
この公演は、2020年・2021年にKyoko oh! Dango Clubにお寄せ下
さいました「大規模被災地域に講談をお届けしよう!」と言う活動にご
賛同下さった方からの支援金と、桑原滝弥の各地の詩の朗読会にて
「大規模被災地域に詩をお届けしよう!」 という活動にご賛同くださっ
た方からの支援金を利用させて頂いてます。皆さま大変喜んで下さいま
した!!この場をお借りして御礼申し上げます。
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さて、こう言った活動は、11年前の東日本大震災以来、継続的に行わ
せていただいております。復興過程において、大きな被災体験から来る
大きな衝撃を癒すためには、色々な支援が必要で、その一つが「また来
たよ!」と気楽に訪ねてくれる「よそ者」の存在だと経験上知りました。
心と心の繋がり、心のケアが大切。。。ということは本当にその通りだ
と思いますが、地元の方同士のコミュニティー作りを育む中で、時には
煮詰まることもある。そんな時に、その土地に思いを寄せることのできる
気軽な「よそ者」がいてくれることが、どれだけ地元の方の力になってい
くのか…。心のケアの専門的な知識がある方はもちろん必要ですが、応援
しがいのある「芸人やアーティスト」が「何かのお役に立ちたい」と訪問
することは、小さなイノベーション誕生にもつながり、とても良いと感じ
ています。
何度か訪れているうちに、皆様に「成長したね。頑張っているね」と言
っていただけるようになることがあります。当初支援者であった私たちを、
被災された方々が応援する立場で接して下さることで、元気が戻るという
ことは実に多い。「応援される側に立つ」という側面でも、芸人やアーティ
ストは大きな力を発揮することができるのです。そして…私たちとしても
「今何を伝えていくべきか」という表現者としての眼や心を養わせて頂く
ことが出来、また「この活動は支援者がいて成り立っている」と伝えると、
現地の皆様は「そうか、私たちのことを忘れていない方がどこかにいて下
さるのだ」と勇気をもらえるそうです。
これからも、どこで何が起こるか分かりません。
そんな時、物資支援や金銭的な支援の後は、必ず心の支援です。
「講談などの芸や夫の詩の分野があなたの側にある」という事をどうか
忘れないでくださいね。周囲の応援者の皆様の「私たちの代わりに行って
きて!」という思いを携えて、いつでもどこでも駆けつけます。
むかわ町の皆さん。4年前は大変でしたね。
これからもどうか心身お大切に。今度はむかわのししゃもの美味しい
季節に遊びに行きたいです!!