(横浜にぎわい座 の高座)
10年前の今日、東日本大震災が起きました。
「風化させてはならない」とあちこちで盛り上がっていますが、あの頃
も、しばらく経ってからも、「忘れたい」と嘆く人々が多くいたことを
私は忘れません。
声にならない声がいつでもあることに寄り添いたい。
今もきっとあるでしょう。
Kyoko oh! Dango clubでは、会報誌を通して「大規模被災地へ講談を」
と現在も活動資金を募っております。「困った時はお互い様」という気持ちを
会員さまと分かち合い、お客様に代わって現場を見て、感じたことを「高座で
話す」という伝書鳩の役割ができたら良いなと。。。タイミングの良い時に、
縁ある被災地へ伺い、公演の合間の現状視察を通していろいろと感じさせて
いただいています。
実感したことは、講談に残せます。
見て感じたことを、物語に載せて後世に伝えることが
講談師の役割かと思います。
伝えたいことは山ほどある。
伝えたくないことも山ほどある。
とにかく会いに行って一緒に笑うことが大切なのでは?と
いつも思います。
去年はコロナで伺えなかったのですが、今年は対策をしながら、
あの頃いろんな気持ちをぶつけてくださったあの日の皆さんに、
また会い行ける日が実現したら良いな!
どうぞ、よろしくお願いします!!
お元気でいらしてくださいね!!
合掌!!